AGC

AGCセラミックス株式会社

RECRUITING

若手主導で実現した主力製品における新技術確立

ウェブサイトをご覧の皆さん、AGCセラミックス株式会社に興味を持っていただきありがとうございます。ここでは私が携わった当社主力商品の新技術開発のエピソードをお話ししたいと思います。当時は入社して7年目でしたが、責任ある立場を任せてもらい様々な経験をすることができました。下記をお読みいただき当社の風土が伝われば何よりです。

主力商品が抱える課題解決への道

製造部製造第2グループ所属  S・J(2018年入社)
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(作成当時の情報を掲載しています)

AGCCの主力商品の1つは電鋳煉瓦です。しかし高品質にも関わらず、純度に劣る競合品と価格競争を余儀なくされるという課題を抱えていました。
そこでこの課題を解消すべく、2020年に他社価格に対応できる新商品開発に着手し、組成確定、製造炉での拡大試験、営業を交えての販売戦略立案、社内の上市委員会承認までを実施しました。
ここまで1年半の月日を費やしましたが、通常電鋳煉瓦の新商品開発には5年以上の月日を要することを考えると、画期的なスピード感だったと言えます。

新たな特性発見、製品製造の実現

その後、2022年からは更なる生産技術改善に取り組む過程で、新商品が複雑な形状に対応できる特性を発見しました。当時のファイバーガラス、特殊ガラスの市場において当社電鋳煉瓦の使用範囲が拡大する流れから複雑形状の電鋳煉瓦ニーズが高まっており、この市場ニーズを踏まえると、新たに発見した特性を強化することで更に特徴的で競争力を高める技術を作り出すことができると考えました。
しかし理論上における商品特性上は対応可能でも、複雑な形状の製品を作るには製造技術の革新をはじめとした、工場設備、生産工程などの部門を横断した調整が必要になるため、次はこれらの課題解決に取り組み、多くの方の助けを受けながらチームの力で達成することができました。

製造、開発それぞれで感じたモノづくりの難しさ

私自身は入社後、開発部門に配属されキャリアをスタートさせたのですが、当時は担当者として様々な模索を繰り返しながら新商品の開発を行っており、先人の知見をもとに新なことを生み出す事の難しさを学びました。
その後、このエピソードで挙げている新商品上市のタイミングで製造部門に異動し生産技術改善に携わる事となったわけですが、製造部門では現場作業者とのコミュニケーションが重要であり、関係者に納得してもらってこそ、思い通りの試験開発ができることを実感し、モノづくりの難しさを学びました。

改めて感じたモノづくりの醍醐味

こうした開発から製造という、一連のプロセスを経験する中での関係者とのコミュニケーションを通じて自分自身では気づかなかった現象を知ることも多々ありましたし、何より結果として一つの商品の生みの苦しみ、育ての苦しみと上市に至る達成感を味わうことができたのは大きな経験だったと思います。
また自社の売上の土台となるコア事業において、今後の成長性が見込まれ、収益の向上への寄与にも期待できる商品ができたことは、非常に感慨深く、まさにモノづくりの醍醐味を味わうことができた経験だったと思っています。

関連動画

当エピソードはAGCグループが1年に1度開催する表彰式にもノミネートされ、その時に作成した紹介動画です。
AGCグループの『らしさ』を『AGC-ness』として紹介しますので、AGCセラミックスの社員・職場の雰囲気をより感じてもらえたら何よりです。

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